Dr. Christopher Ho

他の病院に何軒か行ったあとでここに来られるケースで、正しい診断をし、解決方法が見つかると本当に医者をやっていて良かったな、と。

今の仕事をはじめてどのくらいですか?

もう18年です。

子供の頃から医学の道に進もうと思っていたのですか?

全然。医者をずっと目指していたわけでは無いんです。元々は商売人の家系で、貿易や銀行関係など商売については色々と学べる環境でした。
でもそういった事を将来やりたいとは思えず、変わった事をやりたいと思っていたので、家族に医者がいないし、医者もいいかな、と。(笑)
大学在学中に選考を決めるのに、先にエンジニアの学部に行こうと思っていたのですが、アドバイザーが来なかった為に、隣の学部がちょうどPre-Medだったので。そんないい加減な理由です。
それでも大学で最後まで残ったのは僕だけだったんですよ。
理数系なので、とっている科目が数学やら化学やらで、後で興味が失せたら変えようか、くらいの気持ちでしたが最終的には医者になってました。

皮膚科を選ばれた理由は何ですか?

たまたまアドバイザーが皮膚科だったからです。

そんな理由ですか!?(笑)では、実際皮膚科医になってみて、ギャップはありましたか?

特にロサンゼルスは皮膚科といっても美容が多い事です。私はUCLAでトレーニングを受けたのですが、UCLAはコスメに特に力を入れているので、皮膚科の専門医と言っても美容に関しての知識が大きく求められている事が実際に働いてみるまで分からなかったです。とはいえ、場所によっても異なるので、これはロサンゼルス特有かもしれません。

日々の診察や治療でこだわっている事は何ですか?

こだわりというわけではありませんが、難しい皮膚病の治療はやりがいを感じます。
もう長くやっているので、アトピーやにきびの患者さんは多く、診断も難しくはありませんが、たまに教科書でしか見ないような患者さんがいらっしゃると、『ああ勉強しておいた甲斐があったな』と感じます。また、他の病院に何軒か行ったあとでここに来られるケースで、正しい診断をし、解決方法が見つかると本当に医者をやっていて良かったな、と。

患者さんはどのようにここに来られる方が多いのでしょうか?

専門医なので、内科などの他のドクターからの紹介が多いです。
その他美容関係は日系雑誌等の広告からもいらっしゃいます。

最近の患者さんの傾向

アトピーが多い事です。アレルギーの患者さんがとても増えました。
環境、気候などの変化なのでしょうか、アレルギー体質の方は増えているように思えます。

このビジネスをやっていて一番大変な事はなんですか?

やはり経営です。
医者と経営というのは別物なので。医者としての知識が豊富で腕が良くても、経営がダメでは成り立たないんですよね。特に私は個人開業医なのである程度経営のノウハウも知っていないといけないんです。おそらく開業医はそこで皆さん苦労されると思います。メディカルスクール行ってもそんな事は教えてくれないので。
私はたまたま父が商売人で幼い頃から何となくみていたので自然に身に付いていたのかもしれません。よく子供の時に父の会社に行っていました。当時は何が何だかわかっていませんでしたが、感覚として残っている細かい事が、今役に立っています。
経営の出来ない医者の友達は誰かを雇って経営を任せたりするのですが、任せた相手が出来るかどうかの判断が難しいんですよね。

経営はお父様から教わったのでしょうか?

いや、自分でやってみてトライアルアンドエラーで少しずつ習得した感じです。
やはり3年くらいかかりました。

ビジネスを軌道に乗せるためにどのような工夫を凝らしましたか?

自分で開業している傍ら、半分は他の病院で働きました。
他の病院で働く事で、どのように経営をしているのか、現場で学んでいきました。
医学は病院では学ぶ事はありませんでしたが、どのように運営しているか、とても興味深く多くを学びました。

アメリカと日本の違いは何でしょう?

やはりアメリカは大雑把で自由。日本は細かいですね。両者良い所と悪い所があります。
医学においては、日本は内科医兼皮膚科兼…というように何でも診察する医者が多く、『専門医』では無い場合が多いんですよね。内科医で皮膚科を”かじっている”人もいるのですが本当は皮膚科では無いんです。アメリカでは専門医は専門医であり、皮膚科医は皮膚科しか診ません。内科医はアメリカでは『ファミリードクター』と言いますが、一応全般を診るのですが少し難しい診察が入るとやはり専門医に依頼する事が多くなります。
その事を日本の方は理解されていない事が多いように見受けます。何でも内科医に診察してもらって診断が遅れてしまう事もあるので、皮膚科に限らず、消化器科、循環器科など、専門医に直接依頼される事をオススメします。

ドクターを目指す方、求職中の方にメッセージ

自分がやりたいと思ったら何でも必ず出来ると思って下さい。
人間努力さえすれば何でも出来ますから。アートメジャーから医者を目指して医者になった友達もいますが、やはり『やりたい』と思う事が大切ですね。やる気があれば何でも出来ます!!

インタビューを終えて

リトル東京とトーランスにオフィスを構え、18年にわたって『専門医』として勤めてこられたChristopher Hoさん。とても気さくで、軽快にインタビューに応じて頂きました。『やれば出来る』という言葉は本当にやりきった人が言うと信憑性があるものです。 開業医でありながら他の病院で経営を勉強したという、仕事に対する高い意識が、今の人気のクリニックを作ったのだと感じました。

Information

Christopher Ho, MD

[ Little Tokyo Office ]
420 E. 3rd St, #805
Los Angeles, CA90013
(213) 687-3214
[ Torrance Office ]
3655 Lomita Blvd. #212
Torrance, CA90505
(213) 687-3214

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